FXスナイパーガールズ勉強会vol.3
岡安先生のFXファンダメンタルズ講座
岡安 盛男 (おかやす もりお)
フォレックス・ドットコムジャパン(株)チーフアナリスト。大手外資系銀行で20年間、為替ディーラーとして活躍。その後、約2年間のデイトレーダー生活を経て現職に。
銀行勤務時代は「為替ディーラーは黒子に徹すべき」とのポリシーを貫いていたが、銀行を離れた
現在はひとりでも多くの人に為替の魅力を広めるため奔走している。
うっきーが総合9位になったトレード法とは?
| 岡安: | コンテストが始まってしばらく経過しましたが、みなさん結構がんばっているみたいですね。きっと私の教え方がよかったんでしょう(笑)。今日は、みなさんのトレードを検証してみることにしましょうか。 うっきー(深澤ゆうき)は、総合順位も9位じゃないですか。びっくりしました。頻繁に売買しているようですけど、売買の判断はどうしていますか。 |
| うっきー: | 前回の勉強会でチャートの見方を教えていただいたので、それで判断していますよ。まず期間の長い月足のチャートを見て日足、1時間足と見ていきます。 |
| 岡安: | それはいいですね。チャートは長いものから順に短いものを見ていけば、相場観がつかめますからね。検討しているうちに相場観がなくなったら、また長い期間のチャートから見直す。その繰り返しでいいんです。ところで6月4日の夜、ユーロが大幅に下がりました。週明けの6月7日(月)にユーロ/円を積極的に売買していますね。どういう判断だったんですか? |
| うっきー: | チャートを見ていて109円前後って言うのは割安だと思ったんですよ。 |
| 岡安: | 相場が下がったときに買い増すことをナンピン買いといいますけど、これには注意が必要ですよ。ナンピン(難平)買いというのは上がると思って買ったのに下がってしまった場合に、さらに下がったところで買い増しして平均購入単価を下げる方法です。たとえば、1ユーロが115円のときに1万ユーロを買って、その後110円になったとします。このままでは、115円まで戻らないと5円幅の損失を出してしまいますよね。でも110円で1万通貨買い増すと平均購入単価は(115円×1万ユーロ)+(110円×1万ユーロ)÷2万ユーロで112円50銭になりますね。ということは、5円ではなく2円50銭戻しの112円50銭まで戻ればプラスマイナスゼロにできます。 ナンピンは使い方によってはよい方法ですが、買い増しした後でさらに下がってしまった場合は損失が拡大します。だから、最初から計画的に資金を分割してナンピンをしていくのならいいですけど下がってしまったから苦し紛れにナンピンをするのは危険ですね。予想に反して下がってしまった場合はいったん、決済して下がったところで買い直すのが安全です。 |
りりあんは素直で家庭的?トレードで性格がわかる!
| 岡安: | りりあんの投資は性格がよく出ていますね。すべて対円の通貨ペア。対円の通貨ペアは損益が円でぱっとわかるから、非常にわかりやすいですよね。りりあんの素直で家庭的な性格が出ているんじゃないかなあ(笑) |
| りりあん: | バレちゃいましたかあ(笑) |
| 岡安: | とくにユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円の取引が多いですね。 |
| ユーロ/円に目をつけたのはいいですね。そのときどきによって市場をリードする通貨というものがあります。いまは、ユーロの危機がどうなるかが最大の関心事なのでユーロが市場をリードしています。あと、ポンドというは言って見ればじゃじゃ馬みたいな通貨なんですよ(笑)。値動きが大きいので振り落とされることが多いんですけど、振り落とされずに乗りこなせればとても大きな利益が狙える通貨ですね。1時間くらい時間があってその間にトレードしようというときにもいい通貨ですね。 FXに限りませんが投資では常に損益の金額を把握しておくことが大切です。「いまは500円の利益しか出ていないからランチも食べられない。もうちょっとがんばろう」とかね。やる気がおきるでしょ。それと毎日のトレードを日記にするのも大事。そうすれば同じ失敗を2度繰り返さなくてすみますよ。 |
セナがチャレンジした”とっても勉強になる”通貨ペアとは?
| 岡安: | りりあんとは対照的なのがセナ(瀬長奈津実)ですね。ポンド/ドル、ドル/カナダドル、ユーロ/スイスフラン、ユーロ/ポンド、ポンド/オーストラリアドル、ユーロ/カナダドル。いろんな通貨を売買していますね。これはおもしろい。いい勉強になります。ポンド/オーストラリアドルなんて、普通の投資家はあまり売買しませんよ。プロ向きの通貨ペアですよ。どちらも高金利通貨だから、あまりレートが動かない。しかし、一度動き始めると、一方に大きく動くという傾向がありますね。 こういうあまり普段見慣れていない通貨ペアというのは、素直な気持ちでトレードできるという利点があります。 |
| ドル/円からユーロ/円とか普段から見慣れた通貨ペアというのは、ある程度イメージが出来ているからニュートラルな判断ができなくなっていることが多い。そういう意味でいろんな通貨ペアにチャレンジするのは勉強になります。 | |
| セナ: | 実は途中で超マイナスになってしまって「どうしよう、どうしよう」って思ったんですよ。100万円くらいのマイナスだったかな。でも仕方ないから「戻るまで待とう!」と考えていました。 |
| 岡安: | それはあまりよくないパターンですね。今回は運よく戻ったからいいけど、どんどんマイナスが拡大したら強制決済されてほとんどお金が残らないこともありますからね。1回の失敗ですべてを失うことになってしまう。失敗しても何度でも生き返ってくるためには、きっちりと損切注文をいれておかなくちゃ。 |
| セナ: | それ以降は細かく売買するようになりましたよ。 |
| 岡安: | 10銭でも20銭でも利益が出せれば十分、と考えてトレードするのが大事ですね。それにしてもみなさん。本当にがんばっていますね。結果が楽しみです。これからもがんばってくださいね。 |
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