FXスナイパーガールズ勉強会vol.2
岡安先生のFXファンダメンタルズ講座
岡安 盛男 (おかやす もりお)
フォレックス・ドットコムジャパン(株)チーフアナリスト。大手外資系銀行で20年間、為替ディーラーとして活躍。その後、約2年間のデイトレーダー生活を経て現職に。
銀行勤務時代は「為替ディーラーは黒子に徹すべき」とのポリシーを貫いていたが、銀行を離れた
現在はひとりでも多くの人に為替の魅力を広めるため奔走している。
チャートを見ていれば大儲けも難しくない
ファンダメンタルズの話の前に少しだけチャートの見方を紹介しましょう。チャートにはさまざまな期間のものがあります。チャートを見る場合には、期間の長いものから短いものへ順番に見ていくのが基本です。まず月足を見て大きな流れを把握して、週足、日足と見ていく感じです。豪ドルの月足を見てみてみましょう。
このチャートには93年以降が表示されていますが、値動きを見ると1豪ドル=55円から107円くらいの間で推移していることがわかります。約17年、この範囲で動いているわけですから、ここを飛び出す可能性はそれほどないと考えられますよね。ということは、「55円に近づいたら買ってもいい」とか「107円に近づいたら売ったほうがいい」とか、大局的な方法がわかるのです。同じようにして、週足のチャートはどうか日足のチャートはどうか順番にチェックしていきます。
2008年のリーマンショックのときFXで大損した人が多くいますが、日ごろから大局な値動きの幅を理解していれば、こういうときにも損をせず、利益を出せる可能性があります。実際に大儲けした人も少なくありませんからね。日ごろから相場のチェックをするのが大事だってことですね。
チャートを見るときにチャートポイントをチェックするのも大事です。チャートポイントは過去の天井(高値)や底(安値)など、値動きを予測する上でポイントとなる部分のことです。たとえば、ずっと円安が続いていたとしても過去の高値の水準になると、そこで折り返して円高になる可能性が高くなるのです。
負けないために資産配分を考えよう

FXでは資金配分も重要です。たとえば、今回のFXグランプリではバーチャルの投資資金が500万円です。これを約3カ月運用するのでその間に資金が底をついてはいけないわけです。そこで500万円を3カ月で割れば1カ月に約150万円の損失を出しても資金がゼロになることはないわけです。
それを1週間に換算すると40万円の損失に耐えられる。仮に10万ドルの取引をすると1ドル=1円動くごとに10万円の損益が出ますね。ということは、想定と反対方向に4円動いても耐えられる計算です。「1週間に4円負けたらもうトレードしない」というルールをつくればいいということになりますね。
ニューヨークダウの動きに注目!

最近のマーケットの話をするとギリシャ問題でユーロが売られています。当初はユーロ圏だけの問題だと考えられていましたが、徐々にアメリカなどに影響が出始めて、「ユーロが売られるとニューヨークダウが下がる」という関係になっています。さらにニューヨークダウが下がり1万ドルを割ってくると、投資家の間にリスクが高まったという印象が強くなってドルが売られ円が買われます。
このようにFXで投資するなら、いま世界で何が起こっているのかを把握しておかなければいけません。
経済指標の発表も為替に大きな影響を与えます。
なかでも有名なのはアメリカの雇用統計です。毎月第1週目の金曜日に発表されます。日本時間の夜9時から9時半ごろというのは、このような経済指標が多く発表されます。日本人はちょうど家に帰るくらいの時間なので発表前にチャートを見て、買っていい水準であれば買っておくのもいいでしょう。新規の注文はリアルタイム注文で注文して、損切の水準と利益確定の水準をOCO注文で設定しておくのもいいですね。
今後、どこまで円高になるのかは難しいところですが、過去に1ドル=88円の時点で日銀の介入が入ったことがあります。今回も90円を下回ったところで管さんや財務大臣が介入をほのめかすような発言をしています。
それはユーロも同様です。ユーロ安のいま、ユーロ圏は輸出が伸びてメリットを受けていますが、逆にデメリットもあります。ユーロが安くなると投資資金が逃げ出してしまうのです。もうそろそろ限界のレベルに来ていて為替介入が行われるといううわさもあります。
介入が行われると、一気に円安になります。日ごろからファンダメンタルズと相場をチェックしていると、そういう大きな動きのときにチャンスをつかむことができますよ。
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